他人の相談を上手に聞ける人になろう
さて、前回の記事の最後に、、他人の意見なんてほとんど聞いていなくて本当は答えが決まっていて承認して欲しいだけという話をしたが、そのことについて今日は書こうと思う
悩みの本質
悩んでいる時に他人に相談する、ということには「バーナム効果」というものが起因しています。
バーナム効果とは割と実は一般的な考えなんだけどあたかも自分にしか起こっていないように感じる現象のことである。「本当は寂しいけど周りの前では平気なふりをしてしまう」というのもこのバーナム効果が引き起こしているものの一つである。
他人に相談すれば視野が広がって自分で悩みを解決しやすいと言った話は前回したと思うが、先述した通り、実は他人の意見なんてちっとも聞いておらず他人に自分の考えを受け入れて欲しい承認欲求が本質である。
たとえば、女の子がデートでよくいう「これとこれどっちが似合うと思うー?」ってやつです。あれ、本当は答えが決まってて承認して欲しいってことなんだよね。
ではそろそろ本題に、どうやって相手の話を聞けばいいの????
悩みを聞くということ
そう、先ほど話したように実は悩んでることなんて答えが出ていることがほとんどなのだ。
僕が1番伝えたかったことは
相談とは相手の意見を求めているわけではなく自分の意見に同意して後押しして欲しいからするものであるということだ。
だからたとえば「本当は就職したいんだけど、大学に行ったほうがいいのかな」と聞かれた時「大学でいいと思うよ」なんて答えたら二度と相談してこなくなるだろう。
そこで先ほど述べたバーナム効果を踏まえて、相手が辛かったこと、とても深く考えていることを理解してあげて「大変かもしれないけど、本当に就職したいなら、就職するべきだよ!」と返してあげると相手とさらに親しくなることができる。
さらにハイレベルに
悩みの相談を聞く、ということをさらにハイレベルにしてみよう。
まず大前提として人間性は二面性を持っている。
少し難しい話なので簡単に説明すると、他人には絶対見せたくない顔があって、周りからは冷淡だと思われているが心の奥底では、いろんな人ともっと親密に関わりたいと思っていたりする、というのが二面性である。
たとえば友達と親密になりたい時に「君って大人しいけど本当に中のいい人とはいっぱい喋りそうだよね」などというと相手もこの人は自分のことを理解してくれてると思って、信頼を得ることができる。
つまり相手の相談を聞くという時にも相手を理解して信頼を得てから聞くとより詳しく聞けて相談に乗ることができるということだ。
一つ前の項目で返す時の言葉に込めた「大変だったと思うけど」という言葉はこの信頼を得る、ということにおいて重要だったのかと気づけた方はきっと使いこなせると思う。
まとめ
今回はここまで話してきたがまとめると
- 相談はしてくる時点で答えは決まっていて後押しして欲しいということ
- そのため自分の意見を述べることよりも相手の話をよく聞いて同調することが重要である
- 相手の二面性を理解してあげるとさらに相談を聞きやすくなる
ということである。ぜひ人の相談を聞いたりする時には活用して欲しい。